かなめいし。

日々つらつらと。

出会いは突然で必然、趣味は伝染。

どうも、要です。

前回の記事でブログデビューについてお話しました。

そのきっかけとなるとある30代のオジさんの話をしたいと思います。

 

時は遡ること18年前。

当時まだ小学校3年生の要くん(8歳)

母親がキャンプ好き、私も自然と昆虫が大好きな虫博士であったのも相まって毎年3回ペースでキャンプをしていたときの話。

小学校の友人T君と弟のS君を連れて4人でキャンプをしていたわけです。

自然と戯れ、夜にはカブトムシやクワガタを捕りにライトを持って林を散策していました。

当然キャンプ場なので他のキャンパー達もいるわけです。

そんな賑やかなキャンプ場で我々虫捕り隊が散策をしていると酔っ払ったオジさん達(当時30代)に絡まれました。

 

オジさん「よぉ~!!君たち虫捕りかい??オジさん達も手伝おうか!」

 

と陽気に酒臭いオジさん達がわらわらと歩いてきて、私達の虫捕りを手伝うと言うのです。

私達も人見知りするタイプではなかったので快諾、共に虫捕りを開始しました。

 

虫捕りの定番といえば樹木の樹液に群がった虫や街灯に群がる虫を狙うのですが、そこはオジさん達は大人です。なんと自分たちの車を持ってきて車の屋根に登り、木の上部まで登って木を揺らし始めました。酔っぱらいなのに。

既に次元の違う虫捕りに唖然とする私達ですが、なぜかそのオジさん達がものすごく頼もしく、キラキラして見えたのを覚えています。

虫は捕れなかったのですが(笑)

 

その後、母親に報告。母はお礼も兼ねてつまみやらお酒をオジさん達に渡しにいきましたが、そのまま宴会へ引きずり込まれ、合同バーベキューに。

その時私の目に止まったのは、ビデオカメラを回すオジさんK氏。

何をしているのか尋ねると、K氏はこう言いました。

K氏「俺達はキャンプチームなんだ、こうやってキャンプの動画を編集して番組みたいにしてるんだ。それをホームページで公開してる。」

当時の私にはさっぱりでしたが、丁度その頃にパソコンを購入した私はそのホームページとやらを見てみたいとK氏に言うと快くホームページアドレスを教えてくれました。

 

そしてキャンプから帰った私はすぐさまホームページを開いたのです。

そこには、キャンプをしながら様々な爆笑トークを繰り広げるオジさん達の番組風動画や、各メンバーの日記帳、活動記録や写真が掲載されていました。

身近に出会った人たちがインターネットを通じて動画として見られて、かつ楽しそうにしている様を見て、私はとても興奮したのを覚えています。

そしていつしか、この仲間に入りたい!と思うようになりました。

幸いにもメールアドレスをオジさん達と交換していたので、次のキャンプに是非呼んで欲しいと小学3年生ながらに必死にメールを作成しました。

返事はOK。晴れて私はキャンプチームの一員となることができたのです。

当時キャンプチームメンバーには炊事班長・衛生班長などの役職が振り分けられていました。私の役職は「お世話役」。

小間使いとしての役職名ですが、一員であるというとても名誉ある役職でした。

そしてメンバーとして日記を書け!との命を受け、私も日記(今でいうブログ)デビューを果たしたわけです。

 

こうして、赤の他人であったオジさん達によって、インターネットの世界にどっぷりとハマっていきました。

 

今現在でもオジさん達との交流は続いています。皆歳を取り、仕事も変わり、嫁を持ち子を持ち、居住地も変わってしまいましたが、数年に1度は皆で集まってどんちゃん騒ぎをしています。

「あの虫捕りボウズがすっかり大人になっちまってな~!!!」

と今でもネタにされています(笑)

 

そんな虫捕りボウズは貴方達のような素敵な大人の姿を見て、自分もそうありたいと様々活動していますよ。

そんな私も今年で27歳。当時のオジさん達に近づいてきました。

私にも仲間が出来、キャンプを自分たちでしています。

 

そして、いつか虫捕りボウズが目の前に現れたら、きっと私は車の屋根から木に登り、虫捕りの手伝いをするはずです。

 

長くなりましたが昔話でした。

それではまた。